ワクチン 和歌山市

新型コロナワクチン

【追加ワクチン接種について】

* 現在「かかりつけ患者様」を中心とした予約としています *

2021/4/21接種開始当初の様子】 

新型コロナワクチン接種に関して熟慮いただきたいことは以下の3つ

  1. 重症化予防を中心に有効だが,副反応や長期有害事象の情報はまだ少ない
  2. アナフィラキシーなど重度の副反応は,稀ながらどのワクチンでもあり得る
  3. 任意接種のため副反応リスクに応じてご本人が接種に最終同意いただく


ワクチン接種による利益(COVID-19発症/重症化予防)と不利益(副反応)のバランスを比較いただき,「正しく怖がった」上で接種いただけるようサポートいたします

新型コロナワクチンは「どこで接種するか」というより「どれだけ早期に接種できるか」が大切です.早く接種できるなら他院でも集団接種でも、どこでもよいです

ワクチン接種について知っていただきたいこと

ワクチン筋肉注射・筋注

効果と接種後のこと

 オミクロン株が蔓延した現状で新型コロナワクチンの意義をひとことで言うと「新型コロナを発症予防して通常生活に戻るためではなく、罹っても重症化予防できるように接種」という側面が強いと考えます.
 3週間間隔の2回接種(①回目と②回目)で95%が症状抑制の効果があるとされます.ただし時間経過により重症化予防も含め効果が低下していくため,③回目の追加接種が必要です(オミクロン株でも90%程度の入院予防効果).ファイザー製でもモデルナ製でも効果や副反応に大きな違いはありません.
 接種後も無症状のまま大切なご家族や友人,高齢の方の命を脅かす感染伝搬リスクは依然として残ります.基本的な感染対策を継続することが,皆さまの大切な方々を守ることに繋がります.

アナフィラキシーへの対応

当院の副反応の考え方

 副反応など有害事象の発現は,ファイザー製でもモデルナ製でも,③回目接種は②回目と比べだいたい同じくらいです(腋の痛み/リンパ節の腫れが少し多い).
 どんなワクチンでも副反応があり得ます.新型コロナワクチンはインフルエンザウィルスなど他のワクチンより多く副反応が発生します.当院で初めて接種される方は,配布されている所定の予診票に加え,過去のアレルギーや常用薬剤歴についての追加事前問診を行います.アナフィラキシーなどのリスクによっては接種直後の院内待機時間が違ったり(15分/30分),医師との相談で接種を見合わせる場合もあります.
 アナフィラキシー発症時は,救急科専門医ないし重症病棟勤務経験のある看護師が即対応いたします.

副反応リスク評価の問診

接種当日の流れ

 円滑なワクチン接種が行えるよう努めますが,ワクチン破棄を最小限とするためにも,接種当日には皆さまにもご協力いただきたいことが何点かあります(下記).

  1. クーポン券・身分証明書の持参
  2. すぐ肩まで出せる服装
  3. 発熱などの場合はすぐ連絡


 接種当日,ワクチンに関連する一切のお支払いは不要です

手指消毒

感染対策

会議

 ウィルス含む病原体による感染症は,目に見えないという恐れが我々の不安を煽ります.これは感染が疑われた方,実際に感染かもしれないと怖くなった方,こうした方々のご家族,職場の関係者の皆さん,そして診療に携わる医療従事者も,同じ気持ちです.
 こうした我々と同じ普通の市民である方やその関係者の皆さんを,地域社会や人の輪から過度に遠ざけず「正しく怖がる」ことが大切であると考えます.見えない敵に立ち向かう最も有効な手段である人の絆を,ウィルスは巧妙に弱らせます.
 病原体を過度に恐れないよう,当クリニック医師が救急外来・集中治療室などで経験した生の情報や正しい知識をスタッフ間で共有した上で,下記のような基本的な感染対策を徹底しています.私たちは、地域で共に生きる方々を攻撃・排除したり傷付けたりするのではなく,むしろ今こそ他人を思いやり,この不安と危機に対処していきたいと考えています.

当院の新型コロナウィルス基本対策

手洗い

診療スタッフの感染対策徹底

手洗い・アルコール消毒・マスク着用を徹底しています.毎日のスタッフ体温測定も実施しています

清掃

室内/医療機器の清掃・消毒と換気

毎日,待合室など不特定多数の方が多く触れる部分や検査機器を重点的に消毒しています.また定期的な空気入れ替えと空気清浄機を併用しています

空間的隔離

動線分離(空間的隔離)

発熱や呼吸症状のある患者さまで対面診察が必要な場合は,通常診療スペースとは別に空間的隔離(車内や屋外診察スペース)にてPCR検査含め対応しています

屋外隔離スペース

保健所連携と感染症診療経験

保健所との連携,ならびにER/ICUといった感染症最前線で培った現場経験を元に、軽症から重症化予測まで柔軟な対応を行います

オンライン診療CLINICS

オンライン診療(CLINICS)

2023年8月現在、時限措置で許容されていた初診オンライン診療はできませんが,通院負担や感染リスクの軽減にメドレーCLINICSシステムを使用しています.詳しくはこちら

発熱/呼吸症状のある患者さま

* お手数をおかけしますが,下記ご留意いただくようお願い申し上げます
① まずは受診前にお電話ください → ☎073-471-2555
(受診時間を指示させていただく場合がございます)
② 来院はマスク装着で、玄関インターホンあるいは電話で到着をお知らせ下さい
③ 車内あるいは屋外診察スペースで電話ないしビデオ問診させていただきます

当院は空間的隔離を中心に感染予防に努めていますので、ご協力の程よろしくお願い致します